Googleのアカウント無効化管理ツールでデジタルデータの終活を!
先日、「ミニマリストへの道」と題して部屋の片付けを大々的に行なったのですが、片付け終わってから思ったのは、「俺もういつ死んでもいいな」だったんですよね。でも冷静に考えたら、見られたくないものがたっぷり詰まってるのは今やデジタルデータなんです。
という訳で、今回はGoogleのアカウント無効化管理ツールというものを使って、自分の死後にGoogleクラウド上のデジダルデータを抹消してしまう手続きをご紹介していきたいと思います。まずはGoogleにログインして、最初の検索画面を表示させましょう。すると画面の右上に自身のアカウントのアイコンがあるので、それをクリックして開いて、中のアカウントと書かれている所をクリックします。
ここをクリックすると、アカウント情報という画面になりますので、個人情報とプライバシー設定という所をクリックします。
クリック後表示された画面を下にスクロールしていくと、アカウント無効化管理ツールというのが出てきますので、この設定を変更をクリックします。
それではいよいよ設定していきましょう。設定をクリックします。
まずはアラートの設定です。携帯電話が必要になりますので、用意しておきましょう。ご自分の携帯電話番号を入力します。080、090から番号を入力していきます。入力したら、確認コードを送信をクリックします。
するとご自分の携帯電話にSMSで確認コードが送られてきますので、それを入力します。これで携帯電話の登録が完了します。
次はタイムアウト期間の設定です。タイムアウト期間とは何ヶ月間Googleにアクセスが無かったらアカウントの無効化の手続きが始まるのかという期間で、3ヶ月から18ヶ月まで3ヶ月刻みで選べます。
次は連絡先に通知してデータを共有を設定します。この項目は、死後自分のデータを友人や家族に残したい場合に設定します。また、単純にメッセージだけ送ることもできます。連絡帳に登録してある名前を入れれば、候補が表示されます。データを残したい場合はこの連絡先とデータを共有するにチェックを入れます。
チェックを入れた場合は、どの範囲までデータを共有するかを選ぶ画面になります。残したくないデータが入っているサービスのチェックを外すことでそのデータを残さないことができます。例えば、Gメールは残したいけど、Googleドライブのデータは残したくないという場合、Gメールにはチェックを入れて、ドライブのチェックは外します。またここでも連絡先の携帯電話番号の入力が求められます。
次にタイムアウト後にその連絡先に送られるメールのタイトルとメッセージを入力する画面になります。ここを凝った文面にすると、自分の死後に感動を起こせるかもしれませんね。入力が終わったら、保存で完了です。この連絡先は10件まで追加できます。
次はアカウントの削除(オプション)の設定です。データを残したくない方はここを必ずはいにしましょう。ちなみに先ほどの項目で、データを友人や家族に残す設定をされた方は、一定期間友人や家族がデータをダウンロードできる期間があって、その後にデータが削除されます。
そして最後に一番下の有効にするをクリックして完了です。
以上、駆け足で紹介しましたが、思ってたより簡単に自分の死後のデータの取り扱いを設定できることが分かりました。個人的には、データは誰にも残さないで、アカウントを削除するのがおすすめですね。自分では残すべきだと思うデータでも、残された遺族にとってはデジタルの遺品整理の手間を増やすだけになってしまうなんてことになりそうですし。
まあ、アカウント無効化管理ツールで、普段は考えることのない自らの死について考えてみるのも、自分がより良く生きることの糧になるのではないでしょうか。それではまた。
【かかった時間:約2時間15分】